生澱粉、高濃度澱粉の分解消失


実施先紹介(A県N市S工場)

本工場は、製麺業として実績が高く、廃水の汚れは澱粉質で、高濃度煮沸澱粉廃液の処理が課題であった。

問題点及びバックヤード

本工場は、製麺業として実績が高く、廃水の汚れは澱粉質で、高濃度煮沸澱粉廃液の処理が課題であった。

  1. 澱粉質の処理
  2. 余剰汚泥の発生とその処理コスト
  3. 悪臭
  4. 水質不安定

※ポイント

この事例のポイントは、澱粉質の分解消失にある。ベータ化(糊化)しないようにベータブロックし、生菌数の増殖をはかるのであり、従来の微生物処理ではこういった高濃度煮沸澱粉の分解消失は不可能とされている。

成果

  1. 生澱粉、高濃度煮沸澱粉の分解消失
  2. 米、芋の澱粉以外の麦澱粉、タンパク質等も分解消失
  3. 汚泥・スラッジが不発生
  4. 悪臭の完全消失
  5. 水質の安定、向上

一般水質分析データ

検査項目 原水 処理水
pH 3.4
7.4

検査項目 原水[ppm] 処理水[ppm] 除去率[%]
BOD 978 4.6
99.5
COD 124
14
88.7
SS 87
3
96.6
N-Hex 3
< 1
66.7
T-N
19.5
2.3
88.2
T-P 3.7 0.99 73.2

計量証明:(株)コーシンサービス


発酵合成槽
発酵合成槽の様子
処理水
処理水(沈殿槽)の様子


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