高濃度塩分の分解消失


実施先紹介(A県O市Y工場)

本工場は漬物工場であり、漬物を生産、または輸入加工を行い、高濃度塩分を含んだ廃水を排出する。

問題点及びバックヤード

高濃度の塩分を含んだ廃水と、悪臭で住民から苦情。立ち退きの危機。余剰汚泥も大量発生。

  1. 高濃度塩分(1~10%)の廃水
  2. 余剰汚泥の発生とその処理コスト
  3. 悪臭
  4. 水質不安定

※ポイント

この事例のポイントは不可能と言われる高濃度塩分の分解消失にある。これは海水の淡水化が可能であることを証明している。このことにより、塩分が原因で微生物が土壌中に生息ができないことによる地球の砂漠化が急速に進展する中、砂漠の緑化を可能にし、人口増による食糧危機を回避できるのである。

成果

  1. 塩分(NaCl)の分解消失
  2. 悪臭の解消
  3. 汚泥・スラッジが不発生
  4. 水質の安定、向上

一般水質分析データ

検査項目 原水[ppm] 処理水[ppm] 除去率[%]
BOD 1300 1.5
99.9
COD 730
8.8
98.8

検査項目 原水[%] 処理水[%] 除去率[%]
塩分濃度 1- 10 0.5 - 1
91.7

計量証明:株式会社ユニチカ環境技術センター


原水槽
原水槽: 塩濃度1~10%の漬物廃液
発酵合成槽
発酵合成槽の様子
沈殿槽
沈殿槽: 塩濃度は1%以下


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