合成剥離剤(高分子溶剤)の分解消失


実施先紹介(K県H市T工場)

本工場では、自動車ボディ製造工場で、洗浄する際に合成剥離剤を多く使用し、これとともに無機塩類、高分子溶剤、油脂類、無機物質等多くの難分解成分が排水に含まれている。

問題点及びバックヤード

本工場の廃液を、ポットレベルにて上記物質の分解消失を試みる。

  1. 難分解物質(重金属類、無機塩類、高分子溶剤、油脂類、無機物等)の処理
  2. スラッジの発生
  3. 薬品代・管理費などのコスト増

※ポイント

上記重金属類、無機塩類、高分子溶剤等などの難分解物質の分解消失を実証した。

成果

  • 廃液中に含まれる難分解有害物質の分解消失

一般水質分析データ

検査項目 原水 処理水
pH 7.3 7.1
検査項目 原水[ppm] 処理水[ppm] 除去率[%]
COD 3360 8.2 99.8
SO4
446
1.2
99.7
T-Fe
41.89
1.01
97.6
TiO2
13.75
0.0
99.8
MgO
4.1
0.03
99.3
MnO
5.63
0.023
99.6
Al2O3
3.72
0.03
99.2


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